皆さん、こんにちは。
麹の仲間たちの長谷川です。
1月に入り、寒さが増してきましたね。体調管理をきちんとして風邪、インフルエンザにかからないように注意していきましょう。
1月20日(土)は群馬県桐生市にある古民家カフェ「PLUS+アンカー」さんで「べったら漬けと甘酒コチュジャン」の発酵教室を開催しました。
べったら漬けはスーパーでもよく見かける有名な大根の漬物です。
実はべったら漬けは浅漬け(短時間で作れる漬物)で、米麹甘酒を使って簡単に作ることができます。
冬は大根の旬の季節であり、この時期にぜひお伝えしたいと思いました。
べったら漬けと甘酒コチュジャンの試食
べったら漬けは塩漬けした大根を米麹甘酒のみで漬けたもの、米麹甘酒と砂糖で漬けたものの、二つのタイプをご用意しました。
米麹甘酒だけでも十分甘いですが、砂糖を加えることでよりはっきりとした甘さを感じることができます。
べったら漬けは鰹節、大葉との相性も良く、合わせて試食をしていただきました。
またべったら漬けの漬床を活用してドレッシングも作成しました。
オリーブオイルとお酢を加えることで簡単に作ることができます。
たくあん漬けの試食もしていただきました。
たくあん漬けはべったら漬けと同じく大根を使った漬物ですが、材料、作り方が異なるため、味の違いがあり、比較すると面白いと思いました。
べったら漬け:皮をむく、干さない(塩漬け)、米麹甘酒で漬けた浅漬け
たくあん漬け:皮をむかない、干す、塩と米ぬかなどで漬けた古漬け(長期発酵)
たくあん漬けは2024年2月に桐生市で開業する漬物屋「Mond Hutte(モンドヒュッテ)」さんのものをお出ししました。
干し大根を米ぬか、塩、昆布、鷹の爪、米麹甘酒、完熟柿で漬けた無添加のたくあん漬けです。
甘酒コチュジャンは米麹甘酒を使うことで砂糖不使用で作ることができます。
米麹甘酒の自然な甘さとコクが韓国産唐辛子の辛さをマイルドにしてくれています。
辛さを強く感じないため、ご飯のお供としても食べることができます。
べったら漬けと甘酒コチュジャンを作る
大根は二日前から塩漬けしておいたものを使いました。
大根の水気を拭き取り、米麹甘酒に漬けてもらう作業を行ってもらいました。
空気を抜いて密封すれば仕込み完了です。
自宅の冷蔵庫で2日程度寝かせればおいしく食べることができます。
甘酒コチュジャンは、米麹甘酒に味噌、塩、韓国産唐辛子、醤油を加えて作ります。
材料を混ぜたら毎回味見をして、味がどのように変化していくのかを確かめながら作りました。
毎回味見をしながら作ることで、自分好みの味に仕上げることができるようになります。
仕込んだべったら漬けと甘酒コチュジャンはお持ち帰りいただきました。
ご自宅でぜひ味わってもらいたいと思います。
感想とまとめ
「べったら漬け」「甘酒コチュジャン」と聞くと、『作るのが難しそう』と思われるかも知れませんが、実際に作ってみると意外と簡単に作ることができます。
発酵食品作りは材料、作り方がシンプルなものが多いです。
べったら漬け、甘酒コチュジャンをきっかけに、いろいろな発酵食品作りにも挑戦していただきたいと思います。
1月20日(土)は雪の予報で発酵教室が開催できるか心配でしたが、雪は降らずに無事開催することができました。
参加者の皆様、遠いところお越しいただきありがとうございました。