みなさん、こんにちは!
麹の仲間たちの長谷川です。
今回は麹初心者の方に向けて、麹生活の始め方について書いていきたいと思います。
麹生活というと、麹の使い方を学び、麹を使いこなせるようにならなければいけないと思われる方もいるかもしれませんが、実はそう難しいものではありません。
麹生活とは、麹を日々の生活の中に取り入れることで、健康的で楽しい生活を送れるようになることを目指すものであり、誰もが簡単に始められることです。
今回の記事では、麹を日々の生活の中に取り入れる方法やメリットなどについて書いていきたいと思います。
麹初心者の方でも麹生活を簡単に始められるように具体的な麹の取り入れ方の方法もお伝えします。
「これから麹生活を始めたい」「日々の生活の中に麹を取り入れたい」「麹生活が続かなく悩んでいる」という方はぜひ参考にしてみてください。
日々の生活の中に麹を取り入れるメリット
日々の生活の中に麹を取り入れるとは、正確にいうと「日々の生活の中に麹を使った発酵食品を取り入れる」ということです。
日々の生活の中に麹を取り入れることで、麹の栄養成分、麹を使った発酵食品の栄養成分を摂取することができるメリットがあります。
これらの栄養成分の中には腸内環境の改善に有効とされているオリゴ糖や食物繊維などが含まれており、腸内環境の改善を通じて、便秘や肌荒れの改善、体調が良い日が増えるなどの健康効果も期待できます。
私は麹を意識して日々の生活の中に取り入れるようになってから、食事、食べるものに対する意識も変わってくるようになりました。食事に自然と発酵食品(漬物、味噌汁など)が増えるようになり、消化に負担がかかるものはあまり食べないようになりました。
麹に意識を向けることで、結果的に健康的な生活が送れるようになったと感じています。
日々の生活の中に麹を取り入れる簡単な方法
塩麹、麹甘酒、味噌から始めるのがオススメ
麹の栄養成分を手軽に摂取するのにオススメなのは、塩麹、麹甘酒、味噌です。
これらは日々の生活の中に取り入れやすく、これから麹生活を始めたい方には特にオススメな麹を使った発酵食品です。
醤油、味醂、日本酒(料理酒)、酢なども麹を使った発酵食品ですが、これらは液体調味料として使われるため、発酵させた後に液体部分と固体部分に分ける工程があり、麹は固体部分に分けられます。
液体部分に溶け出す麹の栄養成分はあると思われますが、塩麹、麹甘酒、味噌は液体部分と固体部分に分ける工程がないため、麹の栄養成分をダイレクトに摂取することができます。
液体調味料はかけたり、和えたり、煮込んだり、食材に染みこませたり等、調理にとても役立ち、食事や料理を美味しくしてくれます。健康効果も期待できます。
それぞれの良さを理解しながら使うことで、麹生活はより楽しいものになっていきます。
まずは買って使うところから始めてみる
塩麹、麹甘酒、味噌は麹を使って手作りできる発酵食品です。
麹生活というと手づくりしたものを日々の生活の中に取り入れるというイメージがあると思いますが、買ったものを取り入れている方の方が多いです。
手作りしたものであっても、買ったものであっても、麹を取り入れていることに変わりはありません。
まずは買って使うところから始めてみて、次のステップで手作りに挑戦してみるのもいいと思います。
麹生活で大切なことは「継続できる方法」を選ぶということです。
手作りすることは自分で調べたり、発酵教室に参加したり、また時間も確保しなければいけません。
もし手作りすることにハードル、負担を感じられる方は、「作ることよりも使う方」に意識を向けて麹生活を送ってみるのもいいかもしれません。
麹生活の効果は、継続することで見えてくるものだと思います。
塩麹、麹甘酒、味噌は、スーパーはもちろん、自然食料品店や通販サイトでも購入することができます。
麹生活のステップアップ
麹を買ってきて手作りしてみるのもオススメです。
自分で手作りすることで、発酵食品が何からできているのか、どのような発酵の仕組みで作られているのかが理解できるようになります。
また手作りすることで発酵食品がより身近に感じられるようになり、愛着を持ちながら日々の生活の中に取り入れられるようになります。
塩麹、麹甘酒、味噌の栄養成分と簡単に取り入れるポイント
塩麹、麹甘酒、味噌には麹が含まれているため、麹の栄養成分も摂取することができます。
麹の栄養成分
麹(米麹)とはお米に麹菌を繁殖させたものです。
麹菌はお米に繁殖する際にビタミンB群を生成します。
ビタミンB群は代謝を高めたり、疲労回復、美肌作りにも役立つ栄養素です。
また麹には肌の保湿に効果的な成分である「グルコシルセラミド」や、皮膚を黒くする色素のメラニンの合成を抑制する効果のある成分「コウジ酸」も含まれています。
塩麹
塩麹とは塩水に麹を加えて発酵させたものです。麹のほんのりとした甘味や旨味が加わるため、塩気がマイルドになり、あまじょっぱいのが特徴です。
塩麹の使い方は「塩の代わりに使う」、「漬け床として使う」の二通りの方法があります。
塩の代わりに塩麹を使うことで、味をつけるだけでなく、麹の栄養成分も摂取することができます。
漬け床として使う方法はお魚やお肉に塩麹をまぶして冷蔵庫に入れておくだけです。
麹の酵素の働きにより、お魚やお肉のタンパク質が旨味成分であるアミノ酸に分解されます。それにより食材が柔らかく、食べやすく、美味しくなります。
塩麹の使い方のポイント
「塩麹をどんな風に使えばいいのだろう?」、「塩麹はどんなものに合うのだろう?」と悩まれる方も多いと思います。
塩麹のレシピはインターネット上にたくさんあります。
「塩麹+食材名」で検索をかけると塩麹のレシピや使い方がいろいろと出てきます。
麹甘酒
麹甘酒は炊いたおかゆに米麹を加えて発酵させて作ります。
発酵させることで、ブドウ糖やオリゴ糖、アミノ酸などが生まれ、消化吸収も良くなります。
麹甘酒は飲むだけでなく、砂糖の代わりとしても使うことができます。
麹甘酒の取り入れ方のポイント
麹甘酒は忙しい朝の朝食代わりに飲んだり、お昼から夕食にかけての間食として飲むのがオススメです。麹甘酒にはブドウ糖がたっぷりと含まれており、脳のエネルギーチャージにもなります。
麹甘酒は全国の麹屋、味噌屋、造り酒屋などで製造されています。
自分の好みの味を見つけることで、飽きずに麹甘酒を生活の中に取り入れられるようになります。
味噌
味噌は麹、大豆、塩を混ぜて発酵させて作ります。
大豆のタンパク質は麹の酵素の働きにより、その約30%がアミノ酸に分解されるといわれています。その中には必須アミノ酸9種類がすべて含まれています。
味噌汁は最強食
麹生活に味噌汁は欠かせません。
味噌汁は具材を煮て、味噌を溶くだけで手軽に作ることができる料理です。
味噌汁の具材は煮込まれることで消化吸収が良くなり、味噌汁にすることで具材(野菜)をたくさん食べることができるため、栄養を毎日の食事からしっかりと取り入れることができます。
味噌汁は、麹、味噌の栄養成分だけでなく、具材を通じてもたくさんの栄養成分を摂取することができます。
飽きずに味噌を取り入れるポイント
味噌には米味噌、麦味噌、豆味噌、合わせ味噌の4種類があります。味噌の種類を変えるだけで、味噌の味は大きく変わります。
また味噌には地域性があり、同じ米味噌でも地域を変えるだけで味は変わります。
いろいろな味噌の味を揃えることで、味噌を飽きずに生活の中に取り入れられるようになります。
まとめ
今回は麹初心者の方に向けて、麹生活の始め方について書かせていただきました。
麹生活を始める際は、簡単なところから始めるのがおすすめです。
例えば、トマトに塩麹を和えてみたり、通販サイトで麹甘酒を購入してみたり、味噌汁を作る頻度を増やしてみたりなど、簡単なところから始めるのがポイントです。
麹生活を続けていくうちに、麹の知識や取り入れ方は自然と身についていくと思います。
みなさんの日々が麹を通じてより豊かなものになることを心から願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。